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「ふる里あらかわ」の魂(こころ)と「文化財指定」
郷社、荒川神社(歴史的呼称・岩西社荒川大明神)の『湯立祭』『八朔祭』『秋季例大祭』の祭事について、一昨年来姫路教育委員会学識者による神社資料はじめ色々の調査、昭和五十五年(荒川郷土史編纂事業による)郷土史「ふる里あらかわ」や各町提出資料などの調査を経て『湯立祭(夏祭り)』『八朔田実祭(風鎮祭)』『秋季例大祭(小芋まつり)』の祭事が《荒川神社例祭風流(れいさいふうりゅう)》として「姫路市重要無形民俗文化財」に指定された。
純農家の自然信仰(崇拝)の対象として社神(神社・氏神)を祀り敬う形として生まれ、氏子の「敬神の心」に支えられる一方、先輩の「知恵」と永い年月を経て発展したもので私達も先祖から継承し大切に育んできた「ふる里あらかわ」の伝統行事が評価、立証されたことに氏子として誇りをもち『みんなの力』でこの伝統を絶やさず守る更なる努力を大切にしたいものである。
今年の『八朔田実祭(風鎮祭)』は、荒川神社の宝物である「天神、地神の掛け軸」と「神代御繒謂書(かみよおえときしょ)」により、百年ぶりに復活された「絵とき神事」は九月一日に斎行され多くの氏子に「ふる里あらかわ」の歴史がまた一つ伝承された祭事である。一方『秋季例大祭(小芋まつり)』は郷土史「ふる里あらかわ」に明記されている通り、安永年間(1770年代)当時農村の氏子が豊作を祝った「収穫感謝祭」に神輿太鼓を奉納したのが始まりで、その後「六ケ村」の「神輿屋根形屋台」に変遷した古式伝統行事で、大変ロケーションに恵まれた小高い山腹に建つ神社の境内において、豪華絢爛で勇壮な「屋台練り」が大変有名で神社拝殿から見下ろす六台の屋台の練り合わせる様がすり鉢の底で小芋を洗う情景に例えられ、播州姫路荒川の『小芋まつり』と呼ばれる。「神社神輿一台」「屋台六台」に加え「子供樽神輿七台」が練り出し、特に「屋台」が名物の石段を登り拝殿内で「拝殿練り」拝礼後、この地方では珍しい拝殿の通り抜け山道を登る「お旅所」巡行と、下りの際「東本願寺姫路別院本徳寺支坊」の庭園を経由する大変特徴のある巡行で特に、神社拝殿の入口、出口の大きさの隠されたからくり《入口より出口が小さい》、屋台製作時の大きさの制限を考慮せしめた先人の先見とユニークな知恵が偲ばれる。
『荒川神社例祭風流』由緒書
『荒川神社例祭風流』は、平成16年9月1日付・姫路市指定重要無形民俗文化財。近世近代の稲作の過程に対応した祭礼とそれにともなう風流をよく残しているものとして指定、荒川神社祭礼行事保存会が認定保持団体。「田休みの祭り(夏祭り)」は稲の順調な生育を願う時期に行い、現在は7月17日、災厄を祓い豊作等を祈願して芽の輪くぐりと湯立てを行う。荒川相撲は現在廃絶しているが天保7年(1836)相撲絵馬が残る。「八朔祭り(田の実の節句)」は風鎮祭ともいい稲穂が出揃う時期に行い、現在9月1日。地下(じげ)芝居は廃絶しているが、弘化3年(1846)の「神代巻」二幅で絵説を行い法楽と風水虫害のないことを祈願する。「秋祭り(小芋祭り)」は稲の収穫期に行い、現在10月第三土日。氏子地区から太鼓屋台・大幟やこども御輿が繰り出され、太鼓屋台の練り・練り合わせ方等の芸態には農民の気質と氏子地区の特色をよく残し、境内馬場での太鼓屋台の動きがこの時期の御馳走である小芋を桶に入れて皮をとるときの動きに似ていることから小芋祭りの称がおこった。
『郷社 荒川神社』由緒書
『郷社荒川神社 』は、氏子の荒川地区は八世紀の『播磨風土記』にみえる「伊和里」にあり、十世紀前半の「倭名類聚抄」にみえる伊和郷がのち東西分郷されて成立した伊和西(岩西)郷にほぼ相当する。天皇家知行国だった播磨国衛領は鎌倉末期に後嵯峨院から持明院統に譲られ、伊和西(岩西)郷は応永5年(1398)伏見宮家領となった。江戸時代は姫路藩領で岩西荒川大明神は町坪・玉手・岡田・西脇(現西庄)・井ノ口・中地六ヶ村の氏宮であった。神社はもと三和山(手柄山)西麓にあって承安2年(1172)平清盛の崇敬を伝え、嘉暦3年(1328)町坪に遷座、永享4年洪水流失、天文2年(1533)現在地に遷座、戦乱荒廃し元禄2年(1689)法輪時朱印地内に再建といい、正徳元年(1711)現在地に遷座し、時の姫路藩主榊原氏は境内地を除地(無税地)とした。境内には享保8年(1723)手水鉢、享和2年(1802)狛犬があり、扁額は元姫路藩好古堂教授だった亀山雲平の書。旧郷社で水波能女神・手置帆負神・彦左知神を祀る。
姫路市重要無形民俗文化財 『荒川神社例祭風流』 平成十六年九月指定
湯立祭 八朔田実祭 秋季例大祭 (田休みの祭り) (風 鎮 祭) (小芋まつり)
平 成 23 年 祭 礼 行 事 (西暦2011年*紀元2671年*巳丑) |
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月 日 |
行 事 |
その他 |
月 日 |
行 事 |
その他 |
月 日 |
行 事 |
その他 |
1月1日 |
歳旦祭 | 2月3日 |
節分祭 | 3月20日 |
祈年祭 | |||
4月10日 |
琴比羅社例祭 | 7月17日 |
湯立祭 | 文化財指定 | 9月1日 |
八朔祭 | 文化財指定 | |
10月15日 |
例大祭 | 文化財指定 | 10月15日 |
宵宮祭 | 文化財指定 | 10月16日 |
神幸祭 | 文化財指定 |
11月15日 |
七五三詣 | 11月17日 |
新穀感謝祭 | 12月31日 |
除夜祭 | |||
荒川神社祭礼行事保存会

